アイシーティ合同会社 

アイシーティはパソコン・IT機器・経理処理のご相談・設定を通じて
中小企業・個人様のお手伝いをします。
地域限定(尼崎市・大阪市・西宮市)

いつでも何処でもネットショッピング
アマゾンでお買い物(弊社HP経由)

数取り




数取り

 ある村に、およしという名の身持ちの堅い娘がおったげな。

村の若衆ガ何度夜ばいに行っても落ちなんだ、泊まり宿に勢ぞろい
した若衆は、

「だれぞおらんかな、およしをくどいてみせるやつは…」

するとおよしの隣に住む大作が名乗り出た。

「いっちょ、おらがくどいてみせようかい」

大作の男前というたら、どうみてもさまにならん顔や、若衆はゲラゲ
ラ大笑いして、

「大作、おおきな口ばたたきよって、お前、首をかけても口説いてみ
せるか」

「おおさ、おれも男や、およしを落とさなんだらこの首をやる。」

大見得を切って出かけた。

およしの家に忍び込んだ大作、急に肩を落としておよしの寝間に這
い寄った。

「あれ、大作さんじゃないかえ」

それは隣同士の気安さで声をかけたもんで

「へえ、大作が命がけの相談にきよりました」

「相談って、どんなこと?」

大作もじもじしながら訳を話すと、およしは床の上に座り、

「いやじゃ、勝手にそんなことを決めて、なんぼ命にかかわるという
ても、いやじゃ」

「そこんとこを、これも因果とあきらめて、」

「いやじゃ、あほらしい。お母を呼んでもええかね!」

なるほど身の堅い娘じゃと思いながら大作は泣きながら云った。

「まね事でええ、まね事だけでええから頼む」

「まね事ってどないことするの?」

「そらお前の大事なとこの、ふちを回すだけじゃ。中へ入れんでふち
を回すだけじゃ」

「ほんに入れたらいやじゃぞえ」

「入れやせん、入れやせん、まね事だけじゃ」

やっとこさでその気にさせたおよしを寝せつけおよしの前をひろげ、
大作も自分の一物をそろそろ出したが、

「あれ、あれ…そんな太いのを入れたら、いやじゃぞえ」

と身をよじるおよしを押さえ、押しつけて、せっせとまね事を始めた
が、いくらまね事でも、ふちを回すうちにおかしくなってくるし、大作は
我慢できずにグイと

「あれ…、約束が違うぞエ!」

およさいは身を堅くしてのけぞった。

大作はここぞとばかりに

「これは数取りというのや。ただ回しただけでは、何べん回したか数
がわからん。十ぺん回して一つ入れれば、数がわかるがな、ううな、
十ぺん回して一つの数取りや」

「いやじゃそんなこと」

とおよしが云うてもここまでくればしめたもの。

大作は十ぺん回して一つ入れては、「ひとーつ」また十ぺん回してグ
ィー。

「ふたーつ」
そのうちおかしくなって、十ぺんの一つが八ぺんに一つになり、六ぺ
んに一つになって数取りの間がおかしくなってきた。

その頃およしはよがり声を上げ、しまいには大作にしがみつき、うわ
ごとのように…

「ああ、もう… 大作さん、数取りを早ようして」