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針千本



針千本

ある村に片思いの男がおった。磯のアワビのなんとやらで、惚れた女は
金持ちの男に嫁入りすることになってしもうた。
 悲しんだ男は、七日七晩考えると、相手の男を呼び出して聞いた。
「お前、あの娘ば嫁にもらうってな」
「んだ、それがどうした」
金持ちの男は、得意げに鼻をひくひくさせた。
「そんだな、お前は何も知らんのだな」
「なんだ、あの娘、何か悪いことでも隠しているだか」
どころではねえ。あの娘のあそこの毛は針千本みてえにはえとるって評
判だ」それを聞いて、金持ちの男はびっくりして。
「驚くことねえ。おれがいいこと教えてやるでも、ただでは教えねえ。」
「んだ。わかったお前の云うだけ銭コをやるだに教えてくれ」
「んだな、約束したぞ。祝言あげて床入りの時、すぐあれをを入れたらあ
かん。あれの変わりにひざっ小僧を出したらええ」
 次の日男は、惚れた娘を呼び出して云うた。「おまえ、あの金持ちの男
のことさ知らねえな。知らねえから嫁に行くんだべ」
「それ、なんだ。あの人に女でもいるんちゅうのか」
 女が心配顔になって聞くもんで男は云うた。「んだら、教えてやる。あの
男の一物は馬どころでねえ、掘っ立て小屋の丸木ぐれえの太さだという
評判だ。そったら大きいもんを入れたらお前、命いくつあっても持たねエ。
初夜の時に針山を布団の下の隠しておいて、太か大きいもんを入れてき
たら思いきり針山でついてやれ」
 それから話はとんとん進んで祝言となり、いよいよ初夜の床入りとなっ
た。
 娘は男に云われた通りに針山を布団の中に隠して持ち構えておった。
相手の男も自分の一物に傷でも出来たら大変と教えられた通りに床入り
してもすぐに抱かずに、そろりとひざっ小僧を差し入れた。すると、娘は持
っていた針山を力一杯、押し付けたからたまらない。男は、ヒェーと云っ
て飛び出していった。
 娘も金持ちの男も、なるほど評判どおりだと、その日のうちに別れてしも
うた。男は、金と惚れた娘とをもらってしまったということじゃ。


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