アイシーティ合同会社    

タコ焼きの屋台



浩之が街を歩いていると、公園の近くにタコ焼きの屋台を見付けた。
店をのぞいてみると、マルチが店番をしていた。これも試験の一環らしい。
「んじゃ、15個貰おうか」
「はい!えーと1個、2個……」とタコ焼きを木舟に取り分けていくマルチを見なが
ら、浩之はふと悪戯を思い付いた。

「なー、マルチ。おまえの型式番号、何番だっけ」
「11個、12個、13個──え、番号ですか?HMX−12ですよ。13個、14個、1
5個。はい、500円です。有り難うございました〜」


数日後、同じ場所にタコ焼きの屋台を見付けた浩之は、また屋台をのぞいてみ
た。

店番をしていたのはセリオだった。やはり、試験の一環らしい。
「んじゃ、15個貰おうか」
「はい。1個、2個──」とタコ焼きを木舟に取り分けていくセリオを見ながら、浩
之はまた悪戯を試してみた。

「なー、セリオ。おまえの型式番号、何番だっけ」
「10個、11個、12個──HMX−13ですが何か?……14個、15個。はい、5
00円です。有り難うございました」

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