アイシーティ合同会社    

何で本物は入国できるんスか



『サッカー少年の穴にめがけて巨根シュート』
というタイトルの無修正本がこれでもかといわんばかりに税関職員の
目の前に現れた。

「困りますね。こんなわいせつ物を国内に持ち込まれては」
「何とか持ち込めないっスかね?」
「駄目です」
 浩之は、既に入国手続きを済ませて待ちくたびれた様子でいる『彼
女達』や『彼』をおもむろに指差して言った。

「じゃあ、何で本物は入国できるんスか?」
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